研究実績の概要 |
医学書院「レジリエント・ヘルスケア入門 ―擾乱と制約下で柔軟に対応する力」2019年12月出版により第11章「レジリエンス・エンジニアリングの外科手術への展開、外科手術チームのメンバー間の隠された相互作用」を執筆。第119回日本外科学会定期学術集会 (2019年4月18-20日大阪)でシンポジウム「医療安全―患者と医師が信頼しあえる外科医療を目指して」で「外科医療における患者第一の医療安全と臨床倫理のスキルとエッセンス」でレジリエンス概念を紹介。第36回日本呼吸器外科学会学術集会(2019年5月16-17日大阪)では「呼吸器外科関連インシデント報告事例検討に基づくリスクマネージメント・合併症対策」でインシデント・出血事例を発表。第14回医療の質・安全学会学術集会(2019年11月29~30日京都)は学会テーマは「レジリエンスの探求、つながり、共創、イノベーション」で「レジリエンス・エンジニアリング理論の外科手術への展開:手術チームにおけるWork-As-Imagined (WAI)とWork-As-Done (WAD)を近づける」をシンポジウムで発表。国際学会はThe 8th Resilience Healthcare Network Meeting 2019 (Aug.26-28,2019,Awaji),International Forum on Quality & Safety in healthcare (Sep.18-20,2019,Taipei),IHI National Forum 2019 (Orlando, Dec.9-12, 2019)で発表。American College of Surgeon Quality and Safety Conference(July 19-22,Washington DC, USA)に参加し、レジリエンス情報を収集した。
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次年度使用額が生じた理由 |
論文投稿費や海外発表のための旅費など、今年度内の使用で完遂できずに、次年度使用の予定とした。2020年4月にInternational Forum on Quality & Safety in healthcare. (April 29-May5,2019, Copenhagen, Denmark)で発表予定であったが、コロナウィルスの世界的感染爆発により、学会開催が延期となり、海外渡航の自粛も重なった。手術ビデオ画像編集用のコンピュータ購入の納品時期の遅延もあり、次年度に繰り越した。
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