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2020 年度 研究成果報告書

レジリエンス・エンジニアリング理論の手術安全支援システムへの実用化研究と教材開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K04636
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分25020:安全工学関連
研究機関宮崎大学

研究代表者

綾部 貴典  宮崎大学, 医学部, 准教授 (70295202)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードWork-As-Imagined / Work-As-Done / Safety-I / Safety-II / レジリエンス・エンジニアリング / 呼吸器外科
研究成果の概要

胸部外科手術の出血は危険で患者の生命危機・死亡となりえる。外科医個人、手術チーム、組織において、レジリエンス・エンジニアリング理論を用いて、日常の手術業務を観察した。手術安全を実践するために、予期せぬ事態(擾乱:癒着、出血、生命危機に陥る大出血)にうまく対応し、調整する方法を収集し分析した。従来から実践されている手術安全をSafety-I、新しくレジリエンスアプローチを取り入れた手術安全をSafety-IIとして記述した。この2つをうまく組み合わせた新しい手術安全支援システム(Safety I + Safety-II)を構築し、実際の手術に実践できるようにした。

自由記述の分野

医療安全 患者安全 呼吸器外科 質改善

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺癌手術の癒着への外科医個人、肺動脈出血へのチーム、生命を脅かす大出血への手術室組織において、外科医のWork-As-Imagined(WAI,頭の中で考える手術のなされ方)とWork-As-Done(WAD,実際の手術のなされ方),そのギャップを近づける方法法、パフォーマンスの調整の方法が明らかされた。
個人、チーム、組織のレベルで、レジリエント・ヘルスケア理論を外科手術に実装して、WAIとWADを近づけ、手術の変動にうまく対応し、手術安全を実践することができる。インシデントや予期せぬ事象を教訓とし、うまくいく経験を学習し、予見・監視・対応・学習の循環メカニズムの構築が重要である。

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公開日: 2022-01-27  

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