最終年度では、2020年度までに開発した電磁リレーを用いて太陽光発電システムの接続を解列する感電事故防止システムの動作特性を明らかにした。開発した感電事故防止システムは、電磁リレーへの電力供給の有無で太陽光発電システムのシステム電圧を太陽電池モジュール1枚分の電圧まで低減することができることを確認した。また、その動作は外部からの信号のみでなく、風害などで太陽電池モジュールが飛散した場合や火災時に電気事業者が停電操作をした場合においても自動的に感電事故防止の状態に移行するシステムとすることができており、フェールセーフシステムを実現でき、その安定した動作も可能であることを確認できた。 上記の研究成果の報告を行うにあたり、2020年度はコロナ禍により国際会議が開催されずに発表できなかったため、本年度は研究成果の最終報告としてIEEE Photovoltaic Specialist Conference: IEEE-PVSCにて成果の報告を行った。
|