本研究では、①LSM/YSZカソードのナノ構造化がORR活性に及ぼす影響、②ナノコンポジットカソードにおけるLSMとYSZの混合比が酸素還元活性に及ぼす影響、③LSM/YSZナノコンポジットカソードにおける、YSZの組成(Y2O3ドーピング量)がORR活性に及ぼす影響および④LSMの組成(Sr2+ドーピング量)がLSM/YSZナノコンポジットカソードにおけるORR活性に及ぼす影響について調査した。これにより、高性能低温作動型SOFCの実現に資するカソードの設計指針の提案に不可欠なナノコンポジットカソードにおける構造と機能との相関に関する様々な知見が得られた。
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