研究成果の概要 |
本研究では、金属鉄を用いたマグネタイト生成による新しい排水処理法における各種操作因子が処理特性に及ぼす影響を明らかにした。詳細なデータが取得可能な小型装置を設計・製作した。その上で、操作因子の中で撹拌速度と酸素の供給速度の影響を調査した。処理特性としてpH,ORP,DOや、溶存Fe濃度の経時変化を把握した。本処理法ではマグネタイトが安定に生成されることが確認された。さらに、粒子生成速度は、時間に依らず一定で、撹拌速度の2乗に比例する項と容器に供給した混合気体の酸素濃度に比例する項との和で近似できることを明らかにした。また、As, Se, B, Zn を除去対象元素とした処理特性を明らかにした。
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