Zr系MOFであるUiO-66の分離膜への応用において、官能基導入による膜性能の向上目的とした。アミノ基を導入したUiO-66-NH2膜およびカルボキシル基を導入したUiO-66-(COOH)2膜の合成を試み、いずれも大きな欠陥のない膜を得ることに成功した。特に、UiO-66-NH2膜は比較的高いCO2選択性を示すとともに、優れたCO2透過性能を示した。さらに、本膜は水蒸気共存下においても乾燥条件と遜色ない性能示したことから、CO2分離膜として有望である。UiO-66にシランカップリング処理を施したところ、吸着性能が大きく変化した。本手法は簡便であり、吸着特性制御法として期待できる。
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