研究成果の概要 |
金属酸化物を合成する方法として,含水水酸化物から酸化物に変化する際に生成するH2Oを,金属アルコキシドの加水分解反応で除去する方法を検討した。この反応は,固相のSr(OH)2・8H2O,Ba(OH)2・8H2Oなどの含水水酸化物と,溶媒に溶解した液相のAl(OCH(CH3)2)3, Ti(OCH(CH3)2)4, Zr(OC3H7)4, Si(OC2H5)4との反応(固ー液界面反応)で,良く混合した複合酸化物前駆体を沈殿として得た。得られた固体を773 K以下で活性化した触媒は,塩基触媒反応である逆アルドール反応(ジアセトンアルコールの分解)に高活性を示した。
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