研究課題/領域番号 |
18K04853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中島田 豊 広島大学, 統合生命科学研究科(先), 教授 (10281164)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 水素 / 二酸化炭素 / 合成ガス / エタノール / 発酵 / 好熱性微生物 / 遺伝子組み換え / カーボンリサイクル |
研究成果の概要 |
本研究では、水素(H2)とCO2からエタノールを生成しうる遺伝子組換え高温エタノール生産候補株の代謝ボトルネックの探索、及びその解消策を検討した。遺伝子工学的検討および代謝工学的検討の結果、細胞内酸化還元バランスとATP生成量を考慮することによりエタノールの高効率生産菌の製作が可能であることが示唆された。
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自由記述の分野 |
生物化学工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化石資源利用は近代文明構築に欠かせない役割を担った一方、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス増加による地球温暖化を引き起こし、また将来的には化石資源の枯渇が懸念される。本研究から、H2およびCO2からのエタノール発酵の高効率生産には酸化還元バランスとATP生成量を考慮した育種戦略が必要であることがわかった。本成果は、エタノールなどの化成品原料物質の高効率発酵生産菌の開発に活用でき、CO2のリサイクル技術開発の基盤技術として貢献できる。
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