CO結合に伴い二量体が解離する常温菌センサータンパク質 (AVCP)と閉環状3量体を形成する人工タンパク質ビルディングブロック(BBPl9)を、ドメインスワップ構造をベースに、融合したAVCP/N-BBPl9-AVCP/C(ABA)を構築した。ABAは、加熱またはエタノールにより処理することで超分子化し、超分子化したものはCOまたはイミダゾールのリガンド結合により、可逆的にサイズ変化した。以上によりセンサータンパク質の動きを駆動系として人工タンパク質超分子に組み込み、動きを持ったタンパク質超分子マシンを構築する方法論を実証した。
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