研究課題/領域番号 |
18K04913
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研究機関 | 石巻専修大学 |
研究代表者 |
水野 純 石巻専修大学, 理工学部, 教授 (50644499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 最小製造可能寸法 / 電極配線レイアウト / 試作コインランドリ施設 / フォトマスク / Deep-RIE / Vapor HF エッチング装置 |
研究実績の概要 |
研究課題「低直流電圧で駆動するMEMSアクチュエータに関する研究」について令和2年度に実施した研究成果を次のように述べる。 本研究は、現在の集積回路やマイコン等で使用されている3.3V~5.0Vの低直流駆動電圧を用いてマイクロアクチュエータを5μm以上という比較的大変位量が得られるように構造体及び駆動原理について様々な工夫を行う独創的・革新的な研究である。一昨年度の第一次試作で得たノウハウを生かし、設計改善を行い、目指すデバイスに一歩近づいたと考える。しかし、今後、特性評価を行っていく予定であり、その結果がまとまり次第論文執筆するため、今回は実績の詳細な記載を差し控えたい。なお、昨年度から新型コロナウイルス感染症拡大のため、国から発令された緊急事態宣言や機関の感染拡大防止対策等に伴う研究活動範囲の制限の影響を受けたため、補助事業期間を延長せざるを得ない状況になった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度から新型コロナウイルス感染症拡大のため、国から発令された緊急事態宣言や機関の感染拡大防止対策等に伴う研究活動範囲の制限の影響を受けたため、補助事業期間を延長せざるを得ない状況になった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症拡大が収束の方向に向かえば、2019年度に記載した研究の推進方策を実行する予定である。その方策として、1年遅れにはなるが、基本的には実験計画に沿って引き続き研究を遂行する。具体的には、試作したデバイスをセラミックパッケージ実装とワイヤボンダー装置により電極配線を取り出し、特性評価を行い、その結果を次期試作にフィードバックする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症拡大のため、国から発令された緊急事態宣言や機関の感染拡大防止対策等に伴う研究活動範囲の制限の影響を受け、実験が計画とおり遂行できなかったため。今年度、新型コロナウイルスの収束の見込みがあれば当該助成金を使用する予定である。
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