• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

コンプトン散乱によるX線領域の光渦度測定法の実証

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K04952
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分29030:応用物理一般関連
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

安居院 あかね  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 次世代放射光施設整備開発センター, 上席研究員(定常) (20360406)

研究分担者 櫻井 浩  群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (80251122)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードコンプトン散乱 / 光渦 / 次数 / 運動量保存 / 挿入光源 / ノード数
研究成果の概要

本研究は、X線領域の放射光について光渦をコンプトンプロファイルの変化として検出する方法を提案であった。研究期間中は、大型放射光施設SPring-8・BL08W及びBL37XUにおいて直線偏光を用いて、エルミートガウシアン光のノードの検出を試みた。金属試料について、放射光の挿入光源からの放射のハーモニクスを変化させその次数によコンプトン散乱ピークの形状変化するかを観察した。結果、次数によりピーク幅の変化が起こることが観察されこれは、エルミートガウシアンノード数と関係すると考えている。

自由記述の分野

光物性

研究成果の学術的意義や社会的意義

コンプトン散乱自体はよく知られた散乱だが、それを利用し物性研究に利用する例は少ない。また、光渦度や光のノードの測定はX線領域では測定方法がありまない。
この研究によりコンプトン散乱をこれらの測定に利用できれば新しい測定方法となる。また、光の軌道角運動量が簡易に評価できるようになれば、逆コンプトン散乱や、光のトポロジーを使った物性探査など新しい物性分野を切り開くことができると考えている。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi