アライメントに鈍感なキャッツアイ配置を持つ波長894 nm(セシウムD1線)の外部共振器半導体レーザ(ECDL)を作製し、その周波数雑音を周波数1 Hzにおいて30 kHz/√Hzと評価した。この光源を用いて、セシウム原子を用いた光ポンピング磁気センサの実験系を構築し、1 Hzから500 Hzまでの周波数帯域において2 pT/√Hzの感度で磁場を測定した。また、この外部共振器半導体レーザを原子泉一次周波数標準器におけるマイクロ波共鳴による磁場測定に適用し、原子泉の不確かさ評価を完了させることができた。
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