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2020 年度 研究成果報告書

引力系コロイドの原子系結晶モデルとしての有効性の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05063
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分32020:機能物性化学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

豊玉 彰子  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 講師 (50453072)

研究分担者 奥薗 透  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (10314725)
山中 淳平  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80220424)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードコロイド / 微粒子 / コロイド結晶 / 結晶成長 / 粒子間相互作用 / ソフトマター
研究成果の概要

コロイド系は、これまで原子系の結晶化モデルとして広く研究されてきた。しかし、コロイドでモデル化できる普遍的な現象と、原子系には見られないコロイド系に特有な現象の区別が、必ずしも明確でない場合もある。今回我々は、コロイド粒子間に引力が働く”引力系コロイド”を利用して検討を行った。
枯渇引力コロイド系では、結晶構造の内外において、depletantの存在の有無によりその相互作用は全く逆になることが明らかになった。また、その結晶化に対する粒径の影響を検討した結晶の形状は、粒子間ポテンシャルから導かれた、ステップエネルギー密度により説明できると思われる。

自由記述の分野

コロイド科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

コロイド系は、これまで原子系の結晶化モデルとして広く研究されてきた。しかし、コロイドでモデル化できる普遍的な現象と、原子系には見られないコロイド系に特有な現象の区別が、必ずしも明確でない場合もある。本研究の目的は、コロイド系の様々な現象を原子系の結晶成長理論を用いて解析し、枯渇引力コロイド系のモデルとしての妥当性を検証することである。
コロイド系を用いて原子系では観察困難な”モノマー(粒子)単位”での結晶成長を、会合体形成の初期段階から結晶のマクロ形態まで連続して観察して、コロイド特有の現象を明らかにした。本研究の成果は、コロイド 科学、結晶成長の分野に寄与できると考える。

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公開日: 2022-01-27  

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