研究成果の概要 |
[分光学的特徴を有する機能性フタロシアニン類の創出]という題で研究助成を頂いた。当初3年の予定であったがコロナの発生により2年間延長して頂いた。研究期間全体を通して、主に機能性フタロシアニン、ポルフィリンに関した化合物を合成、特性化してその成果を37報の原著論文、4報の総説、1つの本に纏めて出版した。近年研究が盛んになってきた反芳香族分子に関する報告が5報、またBODIPYや環拡大ポルフィリンなどで超波長領域に吸収を有し、癌の光化学治療などへの応用に使える分子も幾つか報告した。5年間に化学分野で高評価のJACS, Angew. Chem., Nat. Commun.の雑誌に5報発表できた。
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