研究課題/領域番号 |
18K05183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
平山 直紀 東邦大学, 理学部, 教授 (20260557)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | イオン液体 / キレート抽出 / 分配平衡 / イオン交換平衡 / 三相系 / 金属イオン / 立体障害 |
研究成果の概要 |
陰イオン性配位子を用いる金属イオンのイミダゾリウム型イオン液体への抽出に際し,分配平衡とイオン交換平衡の優劣を支配する因子すなわち優先抽出種を支配する因子の系統的評価を試みた。さまざまな抽出系を用いて検討した結果,イオン液体陽イオンの疎水性の差異がイオン種の抽出を支配することや,配位不飽和陽イオン錯体の抽出には錯体自身に一定の疎水性が必要であること等の知見が得られた。
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自由記述の分野 |
分析化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,イオン液体を抽出溶媒として用いる際に無電荷種,荷電種いずれの抽出を目的とするかによって適切な抽出系を使い分けるための基準となる指針を提供することができた。この結果は,イオン液体の学術的および工業的応用範囲の拡大に貢献するとともに,環境に有害とされる有機溶媒の使用量削減といった社会的ニーズに寄与する一定の基礎的な情報を提供できたと考えられる。
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