研究課題
基盤研究(C)
本研究では電気刺激に応答できる機能を付与した磨砕応答色素の合成を検討した。検討にあたり液晶の導入による配向制御とゲル化能による薄膜の機能化を行った。また,簡易摺動装置を用いた磨砕応答性の数値的な評価を実現した。さらに,ピリジン末端を有する磨砕応答色素を四級化した材料では,電気・機械・光の3つに応答する色素が形成できることを明らかにした。
高分子化学
ゲル化した材料では液晶性を保持できたことに加え,種々の高分子と複合化して加工性の向上と,複合材料の変形に連動した変化が確認できた。これにより重合したイオン液体との複合化による電気応答性の付与が期待できる