研究成果の概要 |
Y2O3に酸化セリウムを複合化することでメタン酸化カップリング活性が向上した。酸化セリウムはY2O3マトリックス中にナノ分散しており、その高い分散性がメタン酸化カップリング活性の発現に重要であった。酸化セリウムがナノ分散することによりルイス酸点の発現が期待され、Y2O3の塩基点と酸化セリウムの酸点が協奏的に作用することにより高い触媒機能が発現するものと推察した。またAサイトにLaを置換したLaBO3型ペロブスカイト触媒についても検討し、BサイトにAl, Ga, In, Ybを置換した触媒が高い触媒活性を示すこと、XPSにより同定した表面酸素種が活性発現に寄与することを明らかにした
|