太陽電池の寿命支配主要因は、インタコネクションの劣化である。Niマイクロメッキ接合(NMPB)は従来の半田接合を置き換えるもので格段に信頼性が優れている。NMPBをインターコネクション接合に適用し、太陽電池モジュールの長寿命化ならびに平均変換効率劣化抑制効果を評価した。最適化NMPB法を用いてモジュールを作成し信頼性加速試験を実施した。熱サイクル試験(-45~150℃、1000サイクル)、高温高湿試験(85℃、85%、1000時間)で、従来法は、出力低下がいずれにおいても、顕著であるのに対して、NMPB法ではほとんど見られなかった。大幅な長期信頼性向上、発電コスト低減の可能性が明らかとなった。
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