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2021 年度 研究成果報告書

人工球状タンパク質超分子を用いたナノスケール相分離の実現とその応用

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05324
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37010:生体関連化学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

川上 了史  慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 講師 (60566800)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードナノ粒子 / 自己組織化 / 化学修飾 / 相分離
研究成果の概要

人工タンパク質ナノ粒子TIP60は中空構造を有する分子である。TIP60の内部空間を疎水化すれば、内部空間に水に溶けない難溶性分子を水中で分散できるカプセルとして、あるいは、外部表面を疎水化すれば有機溶媒に溶けるカプセルとして利用できるのではないかと考え、研究を進めてきた。その結果、内部空間の疎水化と疎水性分子の内包、水中での分散には成功した。外部表面については、疎水性分子ではなく、両親媒性ポリマーのPEGで修飾すると、アルコール溶媒中に分散ができるところまで確認できた。

自由記述の分野

タンパク質科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

タンパク質は高分子でありながら均一な構造を有するという魅力的な特徴を有する。しかし、生体由来の分子であることから、その利用は一般的に水中に限られる問題がある。本研究はそのような制約を乗り越えるために、我々が開発したタンパク質ナノ粒子TIP60を疎水性環境で利用できるように性質を改変することを目的として研究を行った。このような物質材料の開発は、タンパク質の新しい利用方法を切り開く基盤技術になりうるものである。

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公開日: 2023-01-30  

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