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2021 年度 実績報告書

チミジンホスホリラーゼ応答型蛍光プローブによる癌細胞特異的イメージング

研究課題

研究課題/領域番号 18K05360
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

幡野 明彦  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (10333163)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードチミジンホスホリラーゼ / 血管新生因子 / TP応答型癌検出プローブ / 蛍光色素 / 蛍光共鳴エネルギー移動 / 酵素活性
研究実績の概要

本研究では,血管新生因子であるチミジンホスホリラーゼ(TP)の酵素活性に応答するプローブを開発し,癌細胞の初期進展過程の可視化を行う.
血管新生は細胞の癌化初期から現れる現象であり,血管新生因子を検出することは癌の早期発見に繋がる.TPは核酸代謝酵素であるが,癌細胞が血管新生時に特異的に発現する血管内皮細胞増殖因子でもある.申請者は,蛍光色素を持つヌクレオシドのTPによる合成を可能にした.TPの基質特異性の甘い部位を積極利用することで,TP応答型癌検出プローブを発想したTPの基質であるチミジンの特定部位に蛍光団と消光団の両方を導入したプローブを合成(蛍光共鳴エネルギー移動で消光).2)TPの触媒活性(過リン酸分解反応)に応じて本プローブが分解されて蛍光強度が増加.3) TPが存在する血管新生部分を蛍光という光で可視化し,微小癌の発見や早期発見を目指す.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] レーザーマイクロダイセクション装置によるがん細胞特異的に見られる 核内封入体構成成分としての液滴オルガネラの単離2022

    • 著者名/発表者名
      水口 海, 幡野明彦, 八谷如美
    • 学会等名
      日本化学会第102春季年会(2022)
  • [学会発表] ピリミジンヌクレオシドホスホリラーゼによるリボース部位修飾 ヌクレオシドの反応性2022

    • 著者名/発表者名
      間弓 利勇・大槻 晃一・幡野明彦
    • 学会等名
      日本化学会第102春季年会(2022)
  • [学会発表] 核酸代謝酵素PyNPによるヌクレオシドへのプリン類似体ベンゾイミダゾール化合物の導入2022

    • 著者名/発表者名
      松坂理希・林田拓巳・幡野明彦
    • 学会等名
      日本化学会第102春季年会(2022)

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公開日: 2022-12-28  

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