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2023 年度 研究成果報告書

アフィニティ技術により同定した新規標的分子Rabを制御する抗アレルギー薬の創製

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05364
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
研究機関兵庫医科大学 (2023)
兵庫医療大学 (2018-2019)

研究代表者

所 美雪 (馬渕美雪)  兵庫医科大学, 薬学部, 助教 (60714897)

研究分担者 山下 政克  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (00311605)
田中 明人  兵庫医療大学, 薬学部, 教授 (30454789)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードアレルギー / 低分子化合物 / アフィニティ樹脂
研究成果の概要

SH-2251はTh2細胞からのIL-5産生を強力に阻害し、in vivoでも有効な低分子化合物だが機序は不明だった。独自アフィニティ樹脂AquaFirmusを用い、特異的結合蛋白質Rab1A、1B、5C、8、11B、35、10、12を同定し、Western Blottingやビアコアにて特異性、親和性(0.28-1.3nM)を確認した。タンパクの強発現やノックダウント細胞におけるIL-5産生や化合物の影響への変化を確認したが、明確な結論付けが出来なかった。より強い化合物合成を進める中で、ターゲット探索等で用いたリンカー付加部分も重要であった可能性から、現在新たなターゲットを見いだしつつある。

自由記述の分野

創薬科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我が国の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患しており、アレルギー性鼻炎、花粉症や気管支喘息の患者は多い。抗ヒスタミン剤、Th2細胞性炎症に対してはステロイドが主に用いられ、近年、重症患者にはヒト化モノクローナル抗体(ヌーカラ、ゾレア、デュピクセント等)が続々と上市されているが、生物製剤のため、高価な注射剤であり、利用しづらい。この様にアレルギー疾患の根治に繋がる低分子化合物の開発研究は未だ立ち後れた状態にある中、SH2251はTh2細胞への分化を抑制してIL-5産生を抑制し、in vivoモデルにも有効性を示す、有望な低分子化合物で、メカニズム解明や化合物合成展開には意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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