フルクトースを与えた母獣から生まれた仔ラット(Fラット)の血中エストラジオールを定量したところ、対照群仔ラット(Cラット)に比べ有意に低いことが分かった。次に卵巣ステロイドホルモン合成酵素mRNA量及びタンパク量を解析した。その結果エストラジオール合成系分子である、StAR及びP450(17alpha) のmRNA量はCラットに比べ約60%に減少し、タンパク量の減少も観察された。またmRNA量に変化はなかったがP450aromタンパク量の減少が見られた。またFラット卵巣ではエストロゲン受容体の発現が低下しており、エストラジオールシグナルの低下が考えられた。
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