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2021 年度 研究成果報告書

カンピロバクターの環境動態解明とシームレスな食中毒制御スキームの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05535
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関京都大学 (2019-2021)
宮崎大学 (2018)

研究代表者

山崎 渉  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70393262)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードカンピロバクター / 養鶏場 / 食鳥処理場 / 野鳥 / 環境水 / 微量ウイルス濃縮 / 牛伝染性リンパ腫 / インフルエンザウイルス
研究成果の概要

養鶏場や食鳥処理場の現場で実施できる高感度なカンピロバクターの迅速検査の実現には、簡易なDNA抽出法の開発と蛍光LAMP法の使用が有用であることを明らかにした。環境中の微量なカンピロバクターを高感度に検出できる技術の開発には至らなかったが、適切な抗体の選別、酵素処理などによる阻害物資の除去、マイルドかつ短時間のサンプル前処理などが技術確立に重要であることがわかった。開発の過程で比較対象として行った実験結果から、ヒト・動物感染症の両方の診断能力を向上させ得る重要な知見を得ることができた。

自由記述の分野

獣医感染症学

研究成果の学術的意義や社会的意義

養鶏場や食鳥処理場の現場で実施できる高感度迅速なカンピロバクターのPOCT(Point-of-care testing、その場検査法)の実現には、簡易なDNA抽出法開発の開発と蛍光LAMP法の使用が有用であることを明らかにした。環境サンプルからカンピロバクター等の微量な病原体を培養法に依存することなく高感度に検出する技術確立には、適切な抗体の選別、酵素処理等による阻害物資の除去、マイルドかつ短時間のサンプル前処理等が重要であることがわかった。開発過程における比較対象実験から、微量なインフルエンザウイルスの高感度な検出技術開発や牛伝染性リンパ腫診断のPOCT開発の成功という研究成果が派生した。

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公開日: 2023-01-30  

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