機能性circRNAの一つであるciRS-7を発現するヒト神経芽細胞腫(SH-SY5Y)細胞を用いたASO阻害実験から、 ciRS-7イントロン内に環状化に必要な相補的配列の存在が示された。バイオインフォマティクス解析とレポーター実験により、MIR(Mammalian Interspersed Repeats)と呼ばれる繰り返し配列(SINE)が環状化に必要なことを世界に先駆けて解明した。さらにRNA-Seqデータ解析からMIR依存的に産生されるcircRNAを多数発見し、MIR依存的な環状化には普遍性があり、マウスからヒトまで高度に保存された新しいカテゴリーのcircRNAの存在を確立した。
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