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2020 年度 研究成果報告書

CAM型光合成の進化の分子基盤に基づくC3作物へのCAMの付与に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K05597
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39020:作物生産科学関連
研究機関九州大学 (2019-2020)
香川大学 (2018)

研究代表者

東江 栄  九州大学, 農学研究院, 教授 (50304879)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードアイスプラント / CAM型光合成 / C3型光合成 / 進化 / ストレス耐性
研究成果の概要

本研究の最終目標は、CAM(Crassulacean Acid Metabolism:ベンケイソウ型有機酸代謝)にみられる概日リズム制御の分子機構を明らかにし、その知見に基づいてC3型光合成をおこなう作物にCAMを付与し、ストレス耐性を増強させた作物を創出することである。そのために、CAM関連遺伝子の発現を制御するシスエレメント配列及び転写調節因子を同定し、C3植物でのCAMの駆動に必要な因子を明確にする。C3植物のCAM相同遺伝子についても同様に解析し、両者の比較からCAMの概日リズム制御に必要な要因、ひいてはCAM植物が進化の過程で獲得した因子を明らかにする。

自由記述の分野

植物生産生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、CAM遺伝子の概日リズム制御に関わる転写調節機構を明らかにし、関連するシスエレメント配列及び転写因子をC3植物に導入して、CAM関連遺伝子を概日リズムをもたせて高発現させることを目的とする。CAM植物の鍵酵素遺伝子の転写開始点5'上流を単離しシスエレメント配列を推定した。また、時計遺伝子の発現を制御するプロモーターとCAM関連遺伝子を連結したコンストラクトをC3植物に導入して発現に昼夜の概日リズムを持たせることに成功した。本研究は、CAMの進化過程の分子機構やCAMの生理学的意義の解明といった学術的な意義に加え、ストレス耐性の高い作物の創出といった実用的な意義がある。

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公開日: 2022-01-27  

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