研究課題/領域番号 |
18K05624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
福田 伸二 佐賀大学, 農学部, 准教授 (70503770)
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研究分担者 |
永野 幸生 佐賀大学, 総合分析実験センター, 准教授 (00263038)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ビワ / 抵抗性 / 育種 / DNA / 遺伝子 / 早期選抜 |
研究成果の概要 |
本研究は、ビワ栽培において最も重大な病害であるビワがんしゅ病に対するビワの抵抗性遺伝子を同定することを目的とした。がんしゅ病Aグループ菌に対するビワの抵抗性は、ビワの第10連鎖群に座乗し、SCY1-like protein 2、disease resistance protein RPM1およびpentatricopeptide repeat-containing protein At5g40410の3種に絞ることができた。また、Cグループ菌に対する抵抗性遺伝子は、omega-3 fatty acidとacyl-lipid omega-3 desaturaseの2つに絞ることができた。
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自由記述の分野 |
園芸学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ビワ栽培において最も重大な病害を引き起こすビワがんしゅ病に対するビワの抵抗性遺伝子を同定するために行った。その結果、ビワがんしゅ病には複数のレースが存在し、各レースに対するビワの反応も異なることから、複数の抵抗性遺伝子を見つける必要があった。研究の結果、Aグループ菌に対するビワの抵抗性遺伝子を3つに絞ることができた。また、Cグループ菌に対するビワの抵抗性は、2つの遺伝子に絞ることができた。これらの候補遺伝子中のCAPsマーカーにより、抵抗性個体と罹病性個体を効率よく選抜することができるようになり、ビワ育種が大きく前進した。
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