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2020 年度 実績報告書

ピートモスの代替培養土として竹材を利用する

研究課題

研究課題/領域番号 18K05629
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

札埜 高志  兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 講師 (40314249)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード竹粉 / 培養土 / 大塚A処方 / 液肥 / ダイアンサス
研究実績の概要

プロミックスおよびココピートを充填した200穴標準セルトレイにダイアンサスおよびパンジー播種し,その後緩効性化成肥料を添加した用土を充填した3号ポリポットにセル苗を定植した.ポリポットに充填した用土には,慣行培養土(ピートモス:バーミキュライト:パーライト=6:2:2),竹粉培養土(竹粉:ココピート=1:1)および竹粉(竹粉100%)の3種類を用いた.定植したポットをガラス温室内のベンチ上に静置して毎日一回灌水施肥を行った.灌水施肥は,水,基準濃度,1/2濃度および1/4濃度の大塚A処方,ならびに200倍,400倍および800倍に希釈したハイポネックスのいずれかで行った.上記の培養土と灌水施肥方法を組み合わせて次の12処理区を設けた.慣行培養土に水で潅水した対照区,竹粉培養土および竹粉と,水,大塚A処方基準濃度,同1/2濃度および1/4濃度とを組み合わせた8処理区,竹粉培養土に200倍,400倍および800倍希釈のハイポネックスで潅水施肥した3処理区の合計12処理区.
ダイアンサスの草丈,株幅,シュート新鮮重およびシュート乾物重は,竹粉培養土に定植し基準濃度の大塚A処方で潅水施肥した株で最も大きかった.次いで,竹粉+基準濃度の大塚A処方,竹粉培養土および竹粉+1/2濃度の大塚A処方で株サイズが大きい傾向にあった.反対に株のサイズが小さかったのは,培養土の種類にかかわらず,水およびハイポネックスで灌水施肥した処理区(対照区を除く)であった.最も早く開花したのは対照区の株であり,次いで竹粉培養土に定植し大塚A処方で灌水施肥した株であった.竹粉培養土および竹粉に定植し水およびハイポネックスで灌水施肥した株は調査日までに開花しなかった.パンジーの株のサイズおよび開花日もダイアンサスと同じ傾向がみられた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Bamboo powder with liquid fertilizer as a growth substrate for French marigold.2020

    • 著者名/発表者名
      Fudano, T., M. Toyoda, M. Kaneko and M. Tabuchi.
    • 学会等名
      The 3rd Asian Horticultural Congress 2020
    • 国際学会
  • [学会発表] 竹粉混入培養土での花苗生産に適した施肥方法の検討2020

    • 著者名/発表者名
      札埜高志・豊田正博・金子みどり・田淵美也子
    • 学会等名
      園芸学会

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公開日: 2021-12-27  

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