研究成果の概要 |
ラベンダーにおけるモノテルペン化合物生産調節因子の解明を目的とし、主成分の生産酵素遺伝子ノックダウン個体における精油成分の解析を行うとともに、F2集団を用いた遺伝解析を行った。 主成分の一つである1,8-シネオールについて、合成酵素遺伝子(CINS)ノックダウン個体は、1,8-シネオールの生産のみが著しく抑制され、他の精油成分の生産に影響を及ぼさないことが示唆されたが、F2集団を用いた精油成分の生産量に関する遺伝解析では、各成分について明確なQTLを明らかにすることができず、複数の因子が精油の生産性に関与していることが示唆された。
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