研究課題
基盤研究(C)
休眠胞子であるタマネギべと病菌の卵胞子および乾腐病菌の厚膜胞子についてFISH法による土壌中からの検出を試みた。rRNAを標的として、これらの菌を特異的に検出可能なFISHプローブを設計した。厚膜胞子ではrRNA の発現量が低くFISH法による検出は困難となった。卵胞子についても同様の問題が生じたが、土壌中でrRNAの発現量が高まるフェーズを見出したことで、FISH法による検出に成功した。
植物病理学
本研究ではタマネギべと病菌の卵胞子についてFISH法による蛍光染色を可能とした。これは他菌も含めて卵胞子のFISH法による染色に成功した世界で初めての例となり、高い学術的意義を有する。