本研究では培地内の溶存酸素量の目安である酸素移動容量係数を変化させた状態で培養し、脂肪酸の生産条件を検討することとした。具体的には脂肪酸を多く生産する原生生物Aurantiochytrium sp. NBRC102614株を用いた培養実験を行った。 三角フラスコ培養実験および発酵槽での実験を中心に実施し、酸素移動容量係数を変化させた培養実験を実施した。KLaが大きい時には飽和脂肪酸の割合が多く、KLaが小さい時には高度不飽和脂肪酸の割合が高かった。ある程度培養条件で生産物の組成を変化させることができた。
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