研究課題/領域番号 |
18K05849
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
|
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
杉村 泰彦 琉球大学, 農学部, 教授 (80405662)
|
研究分担者 |
森 久綱 三重大学, 人文学部, 教授 (80362333)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 食品ロス / 食品廃棄物 / エコフィード / フードバンク |
研究成果の概要 |
食品ロスの削減においては、未利用食品の有効活用策を見出すことが最も重要な手法のひとつである。一般的に食品の利用は何らかの意味のある組合せによって消費されているが、未利用食品は残品や余剰品であることも多く、それらをとりまとめても食品としての品揃えが形成されていない。 この研究では、未利用食品の利用においてどのように利用主体が品揃え形成を最適化しているのかを、飼料化における原料の品揃えも含めて、先進事例の分析から明らかにしようとした。コロナ禍などにより実態調査が困難となったため、計画は大幅に変更せざるを得なかったが、未利用食品の有効活用と品揃え形成の関係について新たな知見を提供できた。
|
自由記述の分野 |
農業市場学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初の課題であった先進的フードバンクにおける品揃え形成プロセスの分析、および飼料原料における品揃え形成については、コロナ禍の影響により調査が不十分なままで終了せざるを得なかったが、食品ロス削減を困窮者支援に結びつけようとするとき、食品としての品揃えをどのように確保するかについて検討する必要があることは示すことができた。ただし、利用主体の役割については、事例調査の積み上げと分析が必要であり、今後の課題である。
|