政府が進めた農協改革の下で、JAは改正農協法に基づく、新たなJA運営=ガバナンスに取り組んでいる。その中で、担い手農業者のJA運営への関与が広がると共に、准組合員の運営参加も広がりつつある。わが国の食と農を守る協同組合として、JAは幅広い意見に基づいて運営を変革させつつある。他方で、集落など地域の課題に対して、組合員の参加によって、よりよい運営を目指していることが明らかとなった。 以上から、農協改革を契機としたJAの改革は進みつつあり、同時に今後も自己改革を進めることで、食と農、地域における役割を発揮しうる組織であることが期待されている。
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