研究課題
基盤研究(C)
本研究では,「機械学習に基づいた農業水利施設設計の完全自動化」の実現へ向けた基礎的研究課題,具体的には完全自動化のための要素技術の開発に取り組んだ.本研究を通して,①限られた地盤調査データから,設計に利用可能な3次元の地盤モデルを自動で構築できる方法論の構築,②設計計算(力学モデルを用いた計算)を実施することなく設計結果が得られるサロゲートモデルを構築,することができた.
農業農村工学
本研究は,これまで技術者により行われていた設計を機械により代替しようとする研究であり,業務の効率化だけでなく,技術者不足という業界の根本的な問題の解決にも貢献できる社会的意義のある研究である.また,データの少ない施設設計・施工の分野でも機械学習の方法論が適用可能であることを示した学術的意義もある研究である.