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2020 年度 実績報告書

異種の生殖器官および生殖細胞をマウスで再生する技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K05938
研究機関新潟大学

研究代表者

山城 秀昭  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60612710)

研究分担者 杉村 智史  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (00728454)
笹岡 俊邦  新潟大学, 脳研究所, 教授 (50222005)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードGATA4 / ジーンターケティング / ノックアウトマウス / 卵巣
研究実績の概要

【目的】GATA4は性腺の分化に関与する転写因子で、卵巣の発達において重要な役割を担っていることが報告されている。一方、胚発生および胎生期の心筋の分化に関与する遺伝子調節も行うため、欠失が起こると胎生致死となり、GATA4ホモ欠損マウスを作出することは極めて困難である。そこで本年度の研究では、ジーンターゲティング法を用いて、GATA4-floxマウスを獲得し、卵巣特異的にGATA4遺伝子を欠失可能なCre-loxPシステムを用いたノックアウトマウスを作製することを目的とした。【材料・方法】BRed/ET組み換え法によるBACサブクローニング法と多重遺伝子導入法によりターゲティングベクターを作製した。エレクトロポレーション法によりES細胞へターゲティングベクターを導入し、ES細胞を選抜した。サザンブロット解析により同定したES細胞をICRマウス8細胞期胚に注入し、キメラ胚移植を施した。キメラマウスは雌マウスと自然交配を行い、生殖系列にES細胞が寄与しているGATA4-floxヘテロマウスを作製した。このGATA4-floxヘテロマウス同士を交配させ、GATA4-floxホモマウスを作製した。GATA4-floxホモマウスとVasa-Cre:GATA4-floxヘテロマウスの自然交配し、卵巣特異的なGATA4ノックアウトマウスの作製を行なった。【結果】ICRマウス8細胞期胚にES細胞を注入した後に胚移植した結果、雄キメラマウスを獲得した。得られた産仔のES細胞寄与率は、それぞれ約50%、70%、100%であった。B6雌マウスと雄キメラマウスとの間で自然交配を行なった結果、100%キメラマウスのみ、交配可能であり、GATA4-floxヘテロマウスを作製した。GATA4-floxホモマウスとVasa-Cre:GATA4-floxヘテロマウスの交配し、雄の産子を獲得することができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ウシCKT-1細胞における効率的な遺伝子導入条件の検討2021

    • 著者名/発表者名
      村田康輔・岩崎亜美・中務胞・川村名子・崎村建司・阿部 学・山城秀昭
    • 学会等名
      日本畜産学会第128回大会
  • [学会発表] ジーンターゲッティング法によるGATA4-floxマウスの作製2020

    • 著者名/発表者名
      岩崎亜美・村田康輔・川村名子・中務 胞・阿部 学・夏目里恵・杉村智史・崎村建司・山城秀昭
    • 学会等名
      第113回 日本繁殖生物学会

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公開日: 2021-12-27  

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