ウズラの2系統を交配し作成したF2資源家系を用い、産卵ならびに産肉性(成長)に関する量的形質遺伝子座(QTL)の検出を実施した。産卵に関しては、初産日齢、初産卵重、初産卵黄重、平均卵重、平均卵黄重、卵長径、卵短径、卵白高、卵黄高の9つの形質で合計10個のsuggestive ならびにsignificantレベルのQTLが検出された。また産肉性(成長)に関しては、体重(10および30週齢)と脚長(5、10および30週齢)の5つの形質で合計8個のsignificantレベルのQTLが検出された。本研究の結果は、今後のDNA育種のための基礎的な情報になり得ると考えられる。
|