研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト再生医療領域においては、国際細胞療法学会(ISCT)により再生医療に用いるための間葉系幹細胞(MSC)の品質を保証する条件の1つとして、「CD73, CD90およびCD105を発現すること」が掲げられている。獣医療においてもイヌにおけるMSCを用いた再生医療が開始されているが、獣医療におけるMSCの品質管理技術は不十分であり、その整備は急を要する。本研究において作製したイヌCD73, CD90並びにCD105に対するモノクローナル抗体は、イヌMSCの同定に有用なツールとなり得る。
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