研究課題/領域番号 |
18K06024
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
三好 千香 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 助教 (60613437)
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研究分担者 |
船戸 弘正 筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 客員教授 (90363118)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 過眠 / 肥満 |
研究成果の概要 |
Sleepy変異SIK3マウスにおいて、過眠とともに若齢期から肥満が観察される。本研究では、過眠と肥満の出現と制御機構を明らかにするため、細胞種特異的なsleepyの発現によって、相互の制御に関わる分子ネットワークの時空間的な解析を試みた。 脳の神経細胞特異的および末梢組織特異的なcreマウスを用いた検討の結果、全身性のsleepyにみられる過眠の表現型は、ある種の脳神経特異的なsleepyの発現でのみ観察され、末梢における発現では、睡眠時間や脳波の周波数成分に変化は見られなかった。肥満も同様であったことから、Sleepyの過眠、肥満の表現型は、脳の神経細胞による制御であることが示唆された.
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自由記述の分野 |
睡眠
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
睡眠は心身の健康を保ち、質の高い社会生活を送ることに不可欠である。不眠等の睡眠障害は、わが国でも広く認められており、うつ病などの気分障害、メタボリック症候群との関連も深い。睡眠覚醒行動の異常と摂食行動の障害とは密接に関係すると考えられるが、その分子機構は明らかではない。よいモデル動物が得られれば、睡眠覚醒行動や摂食行動など、異なる行動モダリティーを制御する統合的な研究が可能になると考えられた。
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