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2022 年度 研究成果報告書

遺伝学と冬眠学の融合

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06028
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42040:実験動物学関連
研究機関京都大学 (2020-2022)
浜松医科大学 (2018-2019)

研究代表者

椛嶋 克哉  京都大学, 医学研究科, 特定研究員 (30615422)

研究分担者 高林 秀次  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 准教授 (70372521)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードシリアンハムスター / ゲノム編集 / CRISPR/Cas9 / 生殖工学
研究成果の概要

冬眠動物であるシリアンハムスターにおいて、in vitro受精卵エレクトロポレーション法によるゲノム編集個体作製技術を確立した。過排卵処理後に交配すると受精卵が得られない問題が度々生じていたが、ラットの手法を用いた人工授精により大量の新鮮精子を子宮内に注入することで、安定して受精卵が得られるようになっている。ゲノム編集シリアンハムスターの系統保存法としては、胚凍結について検討した。PEPeSのようなラットの手法を用いることで、シリアンハムスターにおいても、凍結チューブを用いた簡易ガラス化法による効率的な個体復元が可能であった。人工授精は、胚凍結に用いる受精卵の回収においても有用である。

自由記述の分野

実験動物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

In vitro受精卵エレクトロポレーション法によるゲノム編集では高効率にKO個体が得られることから、冬眠候補因子等のF0世代での高速スクリーニングに有用ではないかと考えている。複数の遺伝子において、産仔中100%に近い効率でKO個体が得られており、一部はすでに感染実験に利用されている。現在、ゲノム編集シリアンハムスター作製の受託事業について、企業と協力して社会実装を進めている。ゲノム編集シリアンハムスターは、胚凍結による効率的な系統保存が可能である。シリアンハムスターにはマウスやラットのようなリソースセンターはないが、IBBPセンター(基礎生物学研究所)のバックアップ保管制度を利用できる。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

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