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2021 年度 研究成果報告書

コンディショナルレスキュー法による組織または発生時期特異的な遺伝子機能の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06038
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42040:実験動物学関連
研究機関北里大学

研究代表者

渡邉 大介  北里大学, 理学部, 講師 (00260175)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードコンティショナルレスキュー / コンディショナルノックアウトマウス / Inv/ inversin / 左右軸形成 / 多発性嚢胞腎 / kit ligand / 幹細胞 / 疾患モデルマウス
研究成果の概要

組織特異的な遺伝子の機能の解析にはコンディショナルノックアウト法が有効であるが、その作成にはES細胞が必須なため特殊な技術や多くの時間が必用とされる.そこで我々はES細胞を用いず、より簡便に遺伝子機能の解析を可能とするコンディショナルレスキュー法を考案した(特許第6327712).本研究ではレスキュー遺伝子の発現の切り替わりをリアルタイムで観察可能とする第2世代のベクター系を用いてInv遺伝子のほか新たに幹細胞の増殖や移動において重要な働きを有しているkit ligand遺伝子に対するコンディショナルレスキューマウスの作成を試み、これら新規の技術が有効的に機能することを明らかにした.

自由記述の分野

分子生物学 発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究においては新規のベクターを用いて、Inv遺伝子のほか新たにkit ligand遺伝子に対するコンディショナルレスキューマウスの作成に成功し、我々が開発した手法が多くの遺伝子の機能解析において有効的に機能することを明らかにした. 本手法は、従来の手法と比べ、短時間かつ低コストで目的とする遺伝子の組織または細胞特異的な欠失の誘導が可能となる新規の手法である.さらにこの手法は ES 細胞を必要としないため、ES 細胞が存在しないマウス系統やマウス以外の動物種にも適応可能である. 本手法は今後遺伝子の機能解析に広く適用されることが期待される.

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公開日: 2023-01-30  

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