我々は本プロジェクトにより異種マウスであるSPR2系統(M. Spretus)、ZBNおよびSPI系統(M. spicilegus)、亜種のCASTおよびCASP系統(M. m. castaneus)、更に実験用マウスのC3H/He系統それぞれから高品質な受精卵の作出によりES細胞の樹立に成功した。また異種マウスで初めて凍結胚でのSPR2系統の保存および異種間胚移植に成功した(2020年論文発表済み)。更に樹立したSPR2系統のES細胞にレンチウイルスを介してNeon-GFP遺伝子を導入し、そのES細胞の90%を超える寄与率の異種間キメラマウス作出に成功した。
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