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2020 年度 研究成果報告書

上皮間葉転換を制御するlncRNAの探索とその機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06057
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

寺島 農  金沢大学, がん進展制御研究所, 助教 (80507434)

研究分担者 鈴木 健之  金沢大学, がん進展制御研究所, 教授 (30262075)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード上皮間葉転換 / EMT / 長鎖非コードRNA / lncRNA / ポリコーム抑制複合体 / PRC2
研究成果の概要

研究代表者らはこれまでに、がん悪性化機構の1つとして考えられている上皮間葉転換(EMT)に着目し、エピジェネティクス制御因子であるポリコーム抑制複合体(PRC2)が、上皮系遺伝子の発現を抑制することで、EMTを誘導すること、さらに、長鎖非コードRNA(lncRNA)の1つであるMEG3が、PRC2が標的遺伝子座へ近づく際のガイドとして機能することを示した。本研究では、ゲノム上でMEG3と隣接するlncRNAであるRIAN(MEG8)が、MEG3とは異なる機構でEMTに関わることを示唆する結果を得た。本研究成果は、lncRNAが関わるがん悪性化機構の理解につながることが期待される。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、EMTの制御に関与するlncRNAの探索・同定とその機能解析から、EMTのエピジェネティック調節を司る新しい機能性分子としてのlncRNAの役割を明らかにする。これは、腫瘍の悪性進展を導くlncRNAの機能を解明するものであり、この成果を基盤として、lncRNAの新しいがん治療標的としての可能性を開拓できる。

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公開日: 2022-01-27  

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