研究課題/領域番号 |
18K06064
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
津中 康央 横浜市立大学, 生命医科学研究科, 特任助教 (40551552)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | FACT / クロマチンリモデリング / 構造生物学 / ヌクレオソーム |
研究実績の概要 |
今年度は生化学的解析で明らかとなったヌクレオソームとFACTの安定な複合体のいくつかについて、X線結晶構造解析、電子顕微鏡観察を試行した。現在のところ、いずれの複合体も高分解能の構造決定には至っていない。しかしながら、今年度はNMR解析と生化学的解析を用いて、FACTによるヌクレオソーム再構成に重要な機能を果たすヒストンの領域を新たに特定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
複合体の高分解能の構造決定には至っていないため。
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今後の研究の推進方策 |
来年度も同様にヌクレオソームとFACTの安定な複合体のいくつかについて、X線結晶構造解析、電子顕微鏡観察、さらにはNMR解析を試行する予定。さらに今年度新たに特定したヌクレオソーム再構成に重要な機能を果たすヒストンの領域を加味して、ヌクレオソーム-FACT複合体の構造解析を目指す方針である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症拡大のため、実験計画の変更を余儀なくされたため。さらに、参加予定だった学会年会が中止やオンライン開催となり、成果報告、情報収集、研究打ち合わせのための出張旅費申請が来年度に持ち越しとなったため。
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