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2023 年度 研究成果報告書

ヒストン修飾によるDNAメチル化維持活性促進機構の生化学的研究とその機能評価

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06095
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43020:構造生物化学関連
研究機関中村学園大学 (2020-2023)
甲子園大学 (2018-2019)

研究代表者

末武 勲  中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (80304054)

研究分担者 茶谷 絵理  神戸大学, 理学研究科, 准教授 (00432493)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードDNAメチル化
研究成果の概要

DNAメチル化は,哺乳類の発生等の重要な生理機能に大きな役割を果たす。Dnmt3aはDNAメチル化模様を形成し、一旦形成されたDNA模様はDnmt1により維持される。既に、Dnmt1活性は、Dnmt1結合因子の一つであるUhrf1分子内部のSRAドメイン、またUhrf1のユビキチン化活性によって生じるユビキチン化H3(H3Ub)により促進されることを報告していた。本研究で、SRAとH3Ubの活性促進が相加的であること、さらにDnmt3a内部でヒストンH3K4me0に結合するADDドメインが、卵母細胞のDNAメチル化形成に重要であることを示し、DNAメチル化とヒストン修飾の関連性を明らかにした。

自由記述の分野

エピジェネティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

DNAメチル化は、細胞分裂時のDNA複製などでコピーされないと、遺伝子発現は正常に制御できず、癌化などの疾患につながる。試験管内では、至適な条件でも、Dnmt1酵素は約95%でしか維持されないので、何かしら正の制御があると考えられてきた。これまで、Dnmt1活性促進機構として、Dnmt1の結合因子の一つであるUhrf1のSRAドメインや、ユビキチン化ヒストンH3(H3Ub)が関与することを報告した。本研究で、SRA及びH3Ubは相加的に作用し、より安定にDNAメチル化模様維持に貢献しうることを見出し、ヒストン修飾とDNAメチル化との関連についての研究に、新方向を提案できた。

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公開日: 2025-01-30  

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