研究成果の概要 |
Rif1オリゴマー、及びそのグアニン四重鎖(G4)DNAとの複合体の微細形態を単粒子解析で決定する目的でマウスRif1(2,418アミノ酸)の大量精製を進めた。全長産物の精製は困難だったので、その2つの機能ドメイン(NTDとCTD)の間にある長い天然変性領域(968アミノ酸)を欠失したRif1-NCを精製し電顕観察した。その結果、オリゴマーではあるが、その形態は高解像度には確定できなかった。そこで、元々小さい分裂酵母のRif1(SpRif1、1,400アミノ酸)を解析することにした。全長SpRif1の精製は困難であったが、N末端欠失体(SpRif1dN92)の精製に成功し、解析を進めている。
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