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2020 年度 研究成果報告書

PICT1を起点とした核小体ストレス経路の解明と癌制御

研究課題

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研究課題/領域番号 18K06132
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

前濱 朝彦  神戸大学, 医学研究科, 准教授 (40322755)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード核小体ストレス / PICT1
研究成果の概要

核小体はリボソーム合成を担う場であるとともにリボソーム合成を監視する場でもある。リボソーム合成の異常は核小体ストレスと呼ばれる細胞応答を引き起こし、p53活性化を介した細胞周期の停止や細胞死誘導へとつながる。本研究では、(1) 核小体タンパク質PICT1とその安定化因子Xとの結合がリボソームRNA前駆体によって制御されていること、(2) 核小体ストレスに曝されリボソームRNA前駆体が減少するとPICT1-Xの解離が起ること、(3) その結果PICT1の分解からp53活性化につながる一連の応答が引き起こされることを明らかにした。

自由記述の分野

生化学・分子腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、これまでほとんど解明されていなかった核小体ストレス応答の分子機構、特にストレスを検知する分子の同定に大きく近づいたと思われる。核小体ストレスはp53を活性化して細胞増殖の停止や細胞死誘導を引き起こす内在性の経路として近年注目されており、本研究によって同定された分子群を標的とした創薬、中でも抗がん薬の開発への応用が期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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