ショウジョウバエの視神経回路は蛹期中期に軸索を標的層まで伸ばし、シナプス形成を始める。視神経が正しい層に投射するために膜タンパク質と接着分子は特定の層に固着するコードを生み出していると予想した。そこで、脱リン酸化酵素LAR、Ptp69Dと接着分子N-Cadherin (CadN)、Capricious(Caps)の4分子に注目し、R7視神経軸索投射における役割を解析したところCadNとCapsはLarと相互作用し、標的層に安定化させる機能を持つことがわかった。また、ショウジョウバエのNueroligin2とNeurexin1が視神経でのシナプス形成に関わっていることが分かった。
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