Sox転写因子群は、胚発生過程において様々な組み合わせのSox-パートナー因子複合体をつくり、細胞の分化状態の制御に重要な役割を果たしていると考えられる 本研究では、Sox-パートナー因子複合体のin vivoでの解析を進めるため、ゲノム編集を用いたノックインにより、ゼブラフィッシュの内在のSoxならびにパートナー因子に複合タグ配列を付加した。CRISPR-Cas9によるゲノムの切断、それに引き続く長鎖ssDNAドナーを用いた修復を引き起こすことで、sox3、sox11a、pax6a遺伝子への複合タグ配列のノックインが効率的に行えることを示した。
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