研究課題
基盤研究(C)
東アフリカに生息するNothobranchius korthausaeという乾季に発生休止を行う一年魚を用いて、脊椎動物の発生休止メカニズムを支える分子基盤と、それらが進化上如何にして獲得されたかの解明を目指した。トランスクリプトーム解析により得られた発生休止期に高発現している発生休止に関わる可能性のある遺伝子の突然変異体をCRISPR/cas9によるゲノム編集法により作成し、一部その系統を得ることができた。
発生生物学
これまでほとんど研究がされてこなかった脊椎動物の発生休止現象の理解をすすめるための基盤を作った。またこれらの実験を進める中で、比較的飼育の容易な東アフリカ産の一年魚Nothobranchius korthausaeの飼育技術を確立して系統を維持し、トランスジェニック魚の作成やゲノム編集法を確立した。