データベースに登録済みのMAH世界分離株125株分の染色体配列データを対象として遺伝的集団構造解析や連鎖検出解析などを行い、組換えを頻繁に行う系統と組換えをあまり行わない系統の2系統が同じ地域に生息し、それらが“交配”していることをゲノム情報学的に明らかにした。さらに組換えのコールドスポットに注目することで、環境分離株の迅速な系統予測に利用可能なマーカー遺伝子を発見した。M. aviumがプラスミドDNAを保有している証拠を得、臨床株5株の完全ゲノム配列をエラー補正したのち公開した。プラスミドを基本骨格とするベクター作成方法に関するアイデアを記載した総説を発表した。
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