行動の変化が神経伝達物質(生体アミン類)によって左右されることを特定した。またその変化によって、本種の行動にも大きく変化することがわかった。その行動を具体的に上げると、闘争行動、分散行動、繁殖行動と歩行活動である。これら行動形質は本種の適応度に大きく寄与するものである。また神経伝達物質は記憶と密接な関係があり、本種の学習に影響を及ぼすことが考えられる。また量的遺伝学的解析から、本種の学習行動には遺伝的な基盤があり、これら結果は専門の国際誌に掲載された。現在ではオオツノで記憶制御に関する候補遺伝子を発見しつつある。つまり探索した遺伝子の塩基配列の違いをシークエンス解析により明らかにしている。
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